アジアの途上国から 主婦の戯言

日本人もそこそこ住んでるアジアの途上国で、専業主婦が綴るどうでもいい話。

外国人家政婦って、どうなの?

夫の実家のご近所さんが、若いベビーシッターを雇いました。奥さんは現地人で、ご主人は欧米人、生後半年の赤ちゃんの面倒を見てもらうとか。

 

契約時に「自分の家だと思って過ごしてください。」と、相手の緊張をほぐすつもりで伝えたそうなんですが、ご主人の風呂を覗くは、赤ちゃんの舌や体をぺろぺろ舐めるは、本当にどうしようもない人だったそうです。もう虫歯菌がうつるとかを心配するレベルではない感じです。

 

両親不在時の色んな行動に見かねたご近所さんの通報により、10日ほどで解雇されましたけど、「自分の家だと思って過ごせって言ったじゃないか!」と、解雇された本人は納得いかない様子だったらしい。
契約条件に「子どもを舐めてはいけません。」「風呂を覗いてはいけません。」を追加しなければなりませんね。


小さいアパートメントの一室。子どもは一人で、奥さんは専業主婦。正直ベビーシッターは要らないと思います。
「子どもがいて大変なのよー。」と言っていましたが、生後半年の健康な赤ちゃん、私にも経験がありますが、大変だった記憶はない! 私の家事が手抜きすぎなのかもしれませんけど、保育所の手続きをしながら、毎日子どもと二人でゴロゴロしてましたよ。

 

たまたま出会った人がそうだっただけかもしれませんけど、外国人と結婚した現地人の奥様たちって、怠け者が多い気がします。だってね、こっちの人って、5人も10人も普通に育ててますよ。ハイテク家電が揃った日本と違って、家事に時間や手間がかかるのは認めますけど、親や親せきも手伝いに来ていて、何が大変なんだか...

 

ところで、富裕層が、貧しい人たちに仕事を与えるために、家政婦やベビーシッターとして雇うことはよくあることです。貧しい家から子どもを引き取って、学校に通わせながら家の手伝いをさせていることもあります。親せきや知り合いの家にも何人かそういう子がいるんですけど、中には青い目の子もいたりして、私の知らない色んなことがあるんですねぇ。

 

他人の子どもを引き取って育てるなんて、すごく特別な人のすることだと思っていました。でも、ここでは普通の人が普通にそれをやっているんです。貧富の差を実感します。

 

そういえば、日本の働く女性のために、海外から家政婦を雇うとか、そんな話がありましたけど、どうなったんでしょう?
今私が住んでいる国にも、家政婦として海外へ派遣されている人たちがいるようです。←これ、派遣された家政婦たちが、派遣先で酷い虐待を受けているというニュースで知ったんですけどね。

 

日本へ外国人家政婦が派遣されることになれば、高学歴で経験豊富な人が選ばれ、しかるべき人がしっかり指導・管理してくれるんでしょうか? 国が違えば常識も違いますから、大変でしょうね。
以前、赤ちゃんの頭を揺さぶる話を書きましたけど、こんなことって沢山あります。例えば、こちらの人はトイレットペーパーを使わないから、女の子のお尻を後ろから前に拭いちゃうかもしれませんね。それから、1歳にならない赤ちゃんに炭酸ジュースを飲ませてますよw 3歳くらいの子が、リアル中華包丁で葉っぱをトントンしながらおままごとをしているのを笑ってみてるし。

 

unyoru.hatenablog.com

 

それに、「出来る人材」を本当に安く雇えるんですかね? こちらでも、レベルの高い家政婦には、そこそこの給与が支払われていますよ。
雇われた人も日本で暮らすんだから、日本人と同じくらいお金は使うだろうし、もしその人たちが貧しい生活を強いられるのなら、これって何か歪んでますよね。それとも、在留許可以外にも色んなものが免除されたりして、給与以外の面で優遇されるのかしら? それだと不公平だなぁ。

 

私はね、反対なんです。
保育所がないとか、仕事がないとか、子どもの貧困が増えているとか、たくさんの問題があるのはわかりますし、選択肢が増えるのはいいことかもしれません。
でも、国が積極的に海外から家政婦をよんで、さぁ日本の皆さん、家のことは家政婦に任せて働きましょうだなんて、ちょっと単純すぎる気がします。
もちろん、雇いたい人は雇えばいいんですよ。まぁ国が積極的によんでくれないと、在留許可を取るのが大変なんでしょうけど。

 

因みに、在留許可って取るの本当に大変なんですよ。うちの人は日本人の配偶者なので比較的楽ですけど、それでも偽装結婚を疑われたり、嫌な気分になる質問もされました。相手が途上国の人間だから??
仕事で来ている人たちは、さらに条件が厳しいようで...私、入国管理局はちょっと苦手です。

 

世帯年収がある一定の額を超える人には、家政婦を海外からよび寄せる際の身元保証人になることを認めては? なんて話も読んだ記憶がありますけど、ある一定の額を越えない人のほうが、働きに出る必要性を感じているんじゃないでしょうか。


出産・子育てのためにキャリアアップできないという話がありますが、それは会社の待遇が悪いことが原因? そんなに待遇が悪い会社が多いなら、それを何とかしなきゃなりませんよね。でも、会社も遊びでやってるわけではありませんし、どこで折り合いをつけるか、難しい問題ですね。

 

仕事内容にもよるでしょうけど、それなりにキャリアを積んでいる女性なら、自身のキャリアアップが制限されることも、ある程度は想定の範囲内なのでは?
結婚して子どもを産みたいと思っている女性が、自らのキャリアプランを考えるとき、出産や子育てについて考慮していないなんてことはないでしょうし。
だから、キャリアを積んで、結婚や出産をしない女性が増えていること、これも自然の流れですよね。

 

仕事にはスピード感が大事だったり、逃してはいけないタイミングがあったりします。でも、子どもはそんなこと知ったこっちゃないんですよ。
常にアンテナを張って、最新の情報を得て、知識や技術の保持や向上に努めなきゃなりません。仕事ですからねぇ。でも、1年も職場を離れて、すぐに元に戻る自信あります?


私が所属していた部署では、システムにトラブルが発生すると、深夜でも会社に駆けつけたり、作業をしたりしていました。
出産後の仕事については、上司や同僚と相談し、できることから徐々に慣らしていくということで、こういう現場に出ることはありませんでしたが、朝から晩まで保育所に預けたうえ、夜も泣いている子どもを置いて仕事に出ていたら、きっとそのたび、罪悪感にかられていたでしょう。理解のある職場と、サポートしてくれた上司や同僚に感謝です。
でも、ここで忘れちゃいけないのは、会社が必要とするときに対応できない私が「(いざというとき)使えない社員」であるということです。仕方ないんですよ、事実だから。

 

ワーク・ライフ・バランス。そう、バランスなんですよね。どこかが軽くなると、どこかが重くなるようになってるんですよ、きっと。
子どもを人に任せてフットワークが軽くなった分、罪悪感が重くのしかかるとか? 笑えませんね。
そう、心のバランスを保つためにも、あれもこれも思い通りに だなんて、欲張っちゃいかんのです。

 

子は天からの授かりものなんて言われますけど、子どもを計画的に産んで育てるだなんて、昔の人や途上国の子だくさん母ちゃんが聞いたら、笑うでしょうね。
そもそも家事や子育てって、とても大事で立派な仕事ですよ。そんな仕事を、他人に任せてはどうだろう? と国に提案されているなんて、なんか変な気分です。
本当は一番代わりの利かない仕事なのかもしれないのに...

 

なんだか纏まりなくオチもない話をツラツラとしてしまいました。失礼しました。