アジアの途上国から 主婦の戯言

日本人もそこそこ住んでるアジアの途上国で、専業主婦が綴るどうでもいい話。

ちょっと、赤ちゃん揺さぶりすぎでは?

乳幼児揺さぶられ症候群(Shaken Baby Syndrome)ってご存知ですか? 赤ちゃんの頭を過度に揺さぶることで、頭蓋内出血などが起こり、重い障害を持ったり、場合によっては死亡することもあるとか。
その多くは、泣きやまない赤ちゃんに対する虐待行為の結果であり、厚生労働省のサイトにも、泣きやまない赤ちゃんを激しく揺さぶらないよう、注意喚起がなされています。

 

激しく揺さぶるってどの程度? と思って、うちの子が赤ちゃんだった頃、いろんなサイトを読んでみました。でも、程度を文字から読み取るのは難しくて、結局未だに謎のままです。

ちょっと大げさに書かれ過ぎて、読む人の不安を煽るのではと思うようなサイトも中にはありましたが、まだ首や腰がぐらぐらしている赤ちゃんの肩をつかんで揺するなんて、やっぱりちょっと普通ではないので、他人がやっているのを見て危ないと思うような行為はしないこと、ですね。


何故私が、乳幼児揺さぶられ症候群に興味を持ったかというと、義母や義妹が子どもをあやすときの激しい動きが気になったからです。
うちの人は途上国の出身です。もちろん義母や義妹も。私は日本で子どもを産んで育てていたので、1年に2度くらい子どもを連れて、夫の実家へ帰省していました。

 

国際結婚っていうと、文化の違いに困らないかと聞かれることがありますが、違うのは分かって結婚してるので、大抵のことは許容範囲で、問題にもならなかったし、日本人同士でも育った環境は違うわけだから、違って当たり前よね~くらいにしか思ってなかったんです。
でも、子どものことに関しては、これは譲れない!ってところが幾らか出てきて、その一つが子どもの扱いだったんです。


郷に入れば郷に従え。わかっているつもり。
子どもの多い途上国で沢山の子どもの面倒を見てきた義母や義妹と、高齢出産で歳だけはいっちょまえな新米母ちゃんの私、経験値では明らかに私の負けです。
でも、呪いで病気になったとか、骨が折れてお祓いしてもらったら治ったとか、私の頭では理解できないことも沢山あるんです。

もちろん、その国の習わしにケチをつけるつもりはないので、そういう考え方もあるんだなぁと真面目に聞いてはいますけど、いざ自分の子どものことになると、「そらないわ~」と心の中でつぶやくことも多々。骨折したら病院行くよね、くっつくまで時間かかるよね...。


そんな夫の育った国(周辺国含む)では、ハンモックやゆりかごを揺らすスピードや動かし方が半端ないんです。友人が住んでいる近くの国にも、バネ付きで上下にビヨンビヨン揺れるゆりかごがありましたけど、ほんと大丈夫なのコレ? って思うくらいに揺らすんです。

大人が揺らしているのを見てもびっくりしますが、赤ちゃんに毛が生えたような子どもが弟や妹の面倒を見ていることも多くて、赤ちゃんをビヨンビヨン揺さぶり、引きずり、やりたい放題です。

医療レベルも低いし、病院に連れていってもらえる子も少ないだろうし、亡くなった原因を深く追求することもないだろうし...だから、やりたい放題の結果、もしももしも亡くなった子がいたとしても、乳幼児揺さぶられ症候群とは診断されないんだろうなぁなどと思ってしまうわけです。


もしも乳幼児揺さぶられ症候群に詳しい人がいたら、ぜひ一度判定していただきたい。これはセーフなのか? それともアウトなのか?